コロナウィルスの欧州地域での伝染が懸念されるなか、スイス連邦議会は1000人以上の集会の禁止を2月28日に決定。即日施行となる。
スイスの国土は欧州地域のホットスポットでもあるイタリア北部と多くの国境を接する。スイス国内でも数名の感染者が確認されている段階となっている。
数日前までは、ジュネーブモーターショー運営側から、消毒作業などを徹底することで、予定通り開催することを声明していたが、これは議会の決定により覆された。
各ブランドのブースは、概ね完成段階となっているが、入場客を迎え入れることなく、解体作業に入る。
今回ジュネーブモーターショー2020でのワールドプレミアが予定されていた日系ブランド主なモデルは、トヨタ 新型BセグメントSUV、ホンダ シビックタイプR欧州仕様など。
カーリサーチTVもジュネーブでの取材に向けて準備を進めていたが、各種キャンセルの手続きに追われる状況に。
カーオブザイヤーは行われるのか?
ただし、カーオブザイヤーの決戦イベントぐらいは行われるかもしれない。例年の決戦会場は1000名以上のキャパシティが無い。
欧州カーオブザイヤー ファイナリストは以下の7車種で今年は日系ブランドが1モデル残った。
BMW 1-Series
Ford Puma
Peugeot 208
Porsche Taycan
Renault Clio
Tesla Model 3
Toyota Corolla
今後の大規模モーターショーイベントにも影響
世界中で感染が拡大しつつある新型コロナウィルス。この先、開催される大規模イベントも中止となるのか気になるところ。
自動車ショー関連では、4月にニューヨーク国際オートショーがスケジュールされている。
同じく4月にAuto China(北京モーターショー)がスケジュールされているが既に、延期が発表されており、その時期は未定としている。
さらに、6月には今年から夏季開催となる北米国際オートショー(デトロイトモーターショー)が予定されており、この頃までにはウィルスの猛威が収束に至っていることを期待したい。