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新型ヤリス、ホットハッチのキャラクターを強化、個性的となった

トヨタ新型ヤリスはスポーティーなエクステリア

トヨタから新型ヤリスが2月中旬に発売予定となっている。

トヨタ・ヴィッツ後継のBセグメントコンパクトカーということで、いわゆる中庸的な車だろうという先入観を持っていたが、プラットフォーム、パッケージングのレベルからドライバーズカーの要素を重視して設計され、ホットハッチの性格を強めたクルマとなっている。

ヤリス リアコンビネーションランプ

新型ヤリス、エクステリアのデザインコンセプトは基本的にはキーンルックが継続された。ヘッドランプユニットは先代型ヴィッツと比較して、小型、シャープとなり目付きがやや鋭くなった。リアコンビネーションランプはボディラインから大きくはみ出すように設置され、このあたりはC-HRに使われた表現技法を思わせる。

また、左右両サイドのリアコンビネーションランプを一本のバーで繋いだスタイルはレクサスUXを彷彿とさせる。

フロントグリルでは、従来型ヴィッツはシンプルな末広がり型で、スポーティさを感じさせるものだった。このスポーティーなイメージは、新型ヤリスとなってさらに強化されている。フロント左右のエアインテーク調デザインの主張が強くなり、フロントグリルのボトム部分が左右から抑え込まれた。Bセグメントコンパクトカーとしては、かなり攻めたデザインに感じる。

ヤリス フロントグリル

グリル内のデザインもスポーツ感を出すための工夫がみられる。従来型ヴィッツのフロントグリルは、バンパーラインをグリルパターンで覆い隠す手法となっていた。新型ヤリスではバンパーラインが表に出されている。ブラックアウトさせてはいるものの、カーボン調の表面処理がされるなど、あえてフロントデザインの表情の一部に活用してる意図がみられる。ここにはナンバープレートが置かれるが、ユーロプレートならジャスト、日本式のナンバープレートの収まりもまずまずで違和感は無さそう。

ヤリス トヨタ

エクステリアを横から見た感じではキャビンがややタイトな印象である。Aピラーの付け根が後方よりに置かれ、Aピラーが立ち気味になっている。これにより三角窓は廃止となっているが、それだけ斜め前方の死角が減らされており、運転のしやすがメリットとなる。

一方でバックドアは傾斜角をつけて設置されている。ラゲッジ積載力という実用部分をやや犠牲にしながら、さらに後方視界もデメリットとなるが、ホットハッチモデルらしいスポーティー感を出すことが優先された。

新型ヤリスのプラットフォームは新開発のTNGA-Bとなる。トヨタのプラットフォームは車体サイズごとにTNGA世代への切り替えが進められているが、トヨタが開発の主体となるモデルなかでは最小クラスのBセグメント車向けTNGAが初導入となる。軽量かつ高剛性、低重心なボディを実現したとしており、特に軽量化については従来型ハイブリッド車比でマイナス50kg、ねじり剛性は30%アップとなっている。

新型ヤリスのボディサイズは、全長3940mm×全幅1695mm×全高1500mm。グローバルネームのヤリス導入に伴い、3ナンバーサイズになることが心配されていたが、全幅1.7m未満の5ナンバーボディ、日本専用仕様となった。ちなみに欧州仕様は全幅1745mmとなる。

ホイールベースは先代ヴィッツから40mm延長の2550mmとなる。この延長されたホイールベース、このクラスのコンパクトカーなら、後席居住性の向上のため多くが配分されるというのがありがちであるが、この新型ヤリスでは前席にスペースが割り振られ、ドライバー主体の車へ進化している。

その結果、後席はホイールベースの割にややタイトな仕上がりとなった。このあたり対照的となるのが、東京モーターショー2019で発表された新型フィットである。同クラスBセグメントコンパクトカーながらも後席スペース、ラゲッジルームでかなりの容量的余裕を感じる。フィットは3名以上乗車のファミリーカーとしての快適性、利便性が重視され、最適化されている。

一方で、新型ヤリスは、2名以下乗車に重きを置いて設計された車である。ドライバー主体のクルマにキャラクターが設定されている。激戦Bセグメントライバルモデルらとの差別化が図られている。

ヤリス リアコンビネーションランプ

新型ヤリスのエンジンラインアップはすべて3気筒、1.0L NA、1.5L NA、1.5L HYBRID

新型ヤリスの搭載されるパワートレイン。エントリーモデル、低価格モデルへの搭載となるのが、直列3気筒 1.0L NAエンジンとなる。従来型からの大幅改良でエアクリーナー位置の最適化や車外騒音規制などに対応している。さらに組み合わさるSuper CVT-iにも改良が加わり、小型化と変速比幅が拡大される。従来型変速比幅5.60から新型6.53を達成する。

次に1.5Lパワートレインは新開発ダイナミックフォースエンジンを採用。組み合わさるトランスミッションは発進ギア付きのダイレクトシフトCVTとなる。ダイナミックフォースエンジンはこれまで2.0L、2.5L、3.5Lがあり、既にレクサスUX、カムリ、RAV4、そしてクラウンなどで採用実績がある。

ダウンサイジングされたダイナミックフォースエンジン1.5は、2.0Lエンジンのシリンダーを一つ減らして3気筒にしたものが、実質的な構造になっている。ボア×ストロークは80.5mm×97.6mmで、新型ヤリスの1.5LとRAV4の2.0Lで同じ。燃費性能と低速域の実用トルクを重視したロングストローク仕様となる。

ダイナミックフォースエンジン1.5はコンベンショナルとハイブリッドの2種類が用意される。最初の1.0L NAと合わせて、新型ヤリス、3つのエンジン選択が可能となる。

装備面では、トヨタ初となる高度駐車支援システム、アドバンスドパークの搭載が予告されている。ハンドル操作不要、ボタン操作とシフト操作のみでの駐車スペースへの自動パーキングが支援される。日産のプロパイロットパーキングに相当する機能が想定される。

このほかトヨタセーフティセンスも進化を受ける。レーントレーシングアシスト、レーダークルーズコントロールが採用される。

新型ヤリス、価格は未定ながらもグレード体系も発表されている。
1.0Lエンジン搭載モデル
駆動方式FFのみ
「X」、「X Mパッケージ」、「G」の3グレード体制となる。

1.5L コンベンショナルエンジン搭載モデル
「X」、「G」、「Z」の3グレード体制。
CVTはFFと4WDの両方が設定。
6速MTは駆動方式FFのみ。

1.5L ハイブリッド
「X」、「G」、「Z」の3グレード体制。
駆動方式FFとE-Fourが準備される。

新型ヤリスの発売時期は2020年2月中旬となる。一方でライバルのホンダフィットもこれと近い時期の発売が予告されている。

2020年、トヨタとホンダのBセグメントハッチバック対決、販売台数ではどういった結果となるだろうか。

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